能面

真 蛇 -Shinjya- (般若面)

蛇(蛇、泥蛇、狐蛇)の中の最も蛇的なもので、般若の嫉妬の表現を、もう一つ極端にして、動物としての蛇体にしたものである。ひそめた眉間のきんしゅくも険しく、目の金具の塡入は般若に近いが、額や角にも血脈を掘り出し、眉も八の字型に描かれ、彩色も額をやや薄く、その他は濃い肉色にしているなど、凄まじさを強調している。ただ、額の毛描きに女性らしさを残している。

使用曲名 − 道成寺後

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